口周り 乾燥 原因

この季節になると口回りの乾燥に悩まされます。意外とその原因が分からないまま痛さや皮むけを我慢している人も多いのでは。

もちろん、病院に行ければよいのですが、今すぐどうにかしたいという方に対処法を教えます。病院に行く前に、「口回りの乾燥の原因とその対処法」をチェックしましょう。

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口周りの乾燥とその原因は??

この時期、街中を歩くと口回りが赤く腫れている人を多く見かけます。夏が終わり、乾燥し始める季節だからと、一生懸命リップクリームを塗ったり、口を舐めたり涙ぐましい努力をしていますね。

マスクの女性

友人は、開き直ってマスクで過ごしています。しかし、「どうしてそうなったの?」と聞いても「分からない。」「乾燥する時期だからでしょ。」と答えが返ってきます。

口周りのただれや痛みは、ただの乾燥が原因なのでしょうか。乾燥が原因ならば、保湿するれば治るはずです。普段の保湿=化粧水、乳液、リップクリームが悪いのでしょうか。問題には、原因があるはずです。原因をはっきりさせてから、対処法を考えましょう。

口の乾燥にはリップクリーム?

わたしも同じ経験をしたことがあります。毎年この時期になると、口周りの乾燥に悩まされていました。思い返せば、一人暮らしの時期だけでしたが。これも一つの原因なので、どのように関係があるか、後ほどお話ししますね。

口周りの悩み

悩んでいたにも関わらず、病院に行くのは時間がないと、痛さに耐えていました。しょうがなくできるのは、口を舐めることとリップクリームをぬること。
一時的に痛さが和らぐからです。同じ悩みを抱えている人、いると思います。

でも、今は大丈夫です。この時期も唇プルプルとは言いませんが、口周りの乾燥や皮むけに悩むことはなくなりました。ファンデーションもしっかりつきますし、すきな口紅をつけることもできるようになりました。

それは、なぜでしょうか。原因がはっきりわかったからです。

原因は皮膚疾患、「口角炎」です。

「口周りが乾燥しちゃうんだよね。」と終わらせずに、まずは病名を知ることが大切です。わたしも、病院へ行き、まずお医者さんに聞きました。

nainainainai

「この症状は一般的に何と言うのですか。」と。
「皮膚疾患の一つで、口角炎と呼ばれます。」とおっしゃっていました。

わたしは、長年この時期になると「口角炎」になっているのだということがやっとわかったのでした。

口角炎(こうかくえん、羅: cheilosis angularis)は、口角つまり唇の両端に炎症を生じ、亀裂や腫れ、痂皮ができる皮膚疾患である。疼痛を伴い、特に口を開けると痛い。カンジダ性口唇炎とも呼ばれる。

しかし、病気は急になるものではありません。その原因があります。この時期に多いのですから、季節との関連性もあるのです。

ただし、「口角炎」は、人それぞれの原因があるもののようです。その中から自分の原因とされるものを特定して、気を付けていけばよいのですよね。

原因は一つじゃない!自分はどれ?

原因が一つの場合もあれば、①と②というように複合的に起こる場合もあります。

  1. 免疫力の低下
    免疫力が低下すると、普段体内中にいる常在菌が悪さをします。みなさんもカンジダという菌の名前を聞いたことがありますよね。
    真菌の一つで、調子が悪くなる、季節の変わり目になると何らかの症状として現れるものです。デリケートゾーンのかゆみとか、水虫とかです。
  2. 乾燥=口舐め=菌の繁殖
    菌は、じめっとしたところが好きです。この時期になると唇がカサカサすることから、口を唾液でうるおそうとすると、そこが菌の温床になってしまうこともあるようです。
  3. 刺激物
    乾燥の時期に、辛いものを食べたとします。口がただれてしまい、口を舐めてしまうと①、②の流れで原因を作っているかもしれません。
    ちなみにわたしは、歯磨き粉の刺激が、口周りの乾燥を悪化させているということがわかりました。歯磨き粉を使わなくなり乾燥は大分軽減されました。
  4. 間違った保湿剤の使用
    乾燥=保湿と思えば、ピンとうかぶのがリップクリームですね。わたしの場合は、これがダメでした。頻繁い塗るので、あまり高いリップクリームが買えず、安価なメンソール入りを使用していました。使用時はすっきりするのですが、これが一番の悪化のもとでした。原因は、③と同じです。お医者さんからは、メンソール入りのリップクリームと歯磨き粉の使用を控えるように言われました。
  5. 食生活の乱れ
    1番の原因は、これかもしれません。口の中と意は、ひとつながりの消化器官です。胃の調子が悪くなると口臭がきつくなったり、口内炎ができやすくなりますよね。
  6. ヘルペスの疑い
    これは、「口角炎」とは異なります。ヘルペスは水泡ができますので、よく観察して見分けてください。ヘルペスの場合は、お医者さんへ行き、薬を処方してもらわないと治りません。

以上を振り返ると、わたしの原因は、①~⑤のすべてでした。一人ぐらしのせいか、食生活は乱れていましたし、この時期の季節の変化(低気圧)による頭痛もありました。

参考サイト>>気象病とは気圧と自律神経に関係あるの?

メンソールも歯磨きやリップクリームも好きで使用していました。一つずつ改善することで、口周りの乾燥はなくなりました。口周りの肌も粉がふきません。特別な化粧品は使っていません。

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口周りが乾燥して痛い!どうしたらよい?

さて、原因が分かりましたが、今すぐ対処できる方法は何でしょうか。口横が切れて痛くてたまらないという方もいますよね。

口周り 乾燥 原因

原因はどれ?対処法は何?

原因の一つ一つから、対処法を検討してみましょう。

  1. 免疫力の低下→ビタミンB2
    何の病気でもよく言われるのが、「免疫力の低下」です。でも具体的にどうしたら免疫力をアップされられるの?
    口周りの乾燥に特化したことで、まずはできることはこれです。
    ビタミンB2が多く含まれるものを摂取してください。例えば、レバー、ヒラメ、納豆、牛乳、アーモンド、卵、のりなどです。サプリメントをとるのもよいでしょう。皮膚疾患ですから、チョコラBBもよいですね。お肌の調子を整えるということです。
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    わたしも昔、口内炎が出来たと言ったら、親にビタミンB2の薬?サプリメント?をのまされました。
    かんでもよいものだったので、ちょっとレモン味で美味しくて食べすぎて怒られたのを覚えています。

  2. 乾燥=口舐め=絶対ダメ!!
    唾液で唇をうるおしてはいけません。これをすれば、悪化するだけです。
  3. 刺激物
    口周りが荒れやすいという人は、この時期だけでも刺激物を避けてください。唐辛子とか調味料など口に刺激を与えるものです。
    アトピーなどの皮膚疾患をもっている人はわかると思いますが、温めたり、辛い物を食べたりすると痒みが増しますよね。
    食べた時は、口周りを水でゆすぐのもよいです。
  4. 間違った保湿剤の使用
    唇が元気な時は、何を塗っても良いと思いますが、この時期は、塗るものをよく考えてください。メンソール系は刺激物です。口紅にも防腐剤や添加物が含まれています。
    薬局に行けば「口角炎」用のリップクリームが売っています。どれも少しお高めですが、病院へ定期的に通うよりも安いかもしれません。
  5. 食生活の乱れ
    これは、1番大切で1番難しいかもしれませんね。
    わたしは、一人暮らしのとき、あるラーメン店であるラーメンを食べると、次の日必ず口がかゆくなりました。
    アトピーももっているので、肌もかさかさになりました。食べ物って大切ですね。
    ちなみに、かゆくなるけど、そのラーメンは週1で食べていました・・・。

ちなみに、「口角炎」用のリップクリームでわたしの相棒は、モアリップです。

CHECK!>>【モアリップ】「口角炎」用のリップクリーム

ワセリンや馬油、ココナッツオイルや、椿油など、自然のオイルを使用するのもよいかもしれません。保湿するときには、口に少量つけて、ラップで2,3分放置すると効果的です。

それでも治らなかったら・・・

わたしも、病院へ行き、原因と対処法がわかりました。
病院へは1回しか行っていませんが、何が原因でどれを取り除けばよいのか、気を付けばよいのかがわかりました。

あとは、自分の生活の中でできることをやることです。なぜなら、「口角炎」は、わたしたちの体にいる常在菌によって起こっているからです。うまく付き合う方法を見つけましょう。

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口周りの乾燥と皮むけ、悪化してきたら・・・

口周りの乾燥で1番つらいのが皮むけですよね。好きな口紅はぬれないし、ファンデーションをぬるとそこだけ毛羽立ったようになってしまいます。

原因と対処法で時間を見られればよいのですが、最悪の場合はどうしたらよいでしょうか。

皮むけは、デトックスの兆し!

皮むけは、自己治癒力によって、皮膚が再生しようとしているあかしです。かさぶたと同じです。
ですから、気になるからといって絶対に自分でむかないでください。

必要以上に洗顔するのも避けてください。石鹸の高い洗浄力によって、体内の保湿成分を奪ってしまいます。

nainainainai

わたしは、朝は水洗顔だけ、夜はメイク落としのための洗顔、口周りなどの弱い部分には自然由来のオイル(米オイル)を使用しています。

そうです。守ってほしいのは、「必要以上に洗わない」「さわらない」「かかない」「むかない」の4か条です。

保湿すれば、いくらかかゆみがやわらぎますから、自然由来の保湿剤をつけましょう。化粧水や、乳液は避けてください。

かゆみがとまらない!

そういった場合は、「口角炎」ではなく、「ヘルペス」を疑う必要もあります。

病院に行く前にできること、病院にいかなくても対処できること、病院に行けば早く治ること、どれかを自分で判断する必要があります。

少し覚悟は入りますが、「ヘルペス」を疑う場合は、画像で検索すれば、すぐに判別ができます。

まとめ

nainainainai

自分にも経験のあることでしたから、力が入ってしまいました。女性にとって、顔の違和感はとても辛いものですよね。
記事の中から、ご自分に合う対処法が見つかれば幸いです。わたしは、ずぼら美容ですが、結構友達に肌のことは褒められます。高いものより自分に合うものを見つけることが大切かもしれません。

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