入学準備 小学生 勉強

小学校入学準備のこと、今から考えているお母さん多いですよね。素晴らしいです。特に心配な勉強のこと、親としての心構えなど、入学前から準備できることがあったら知りたいですよね。

このコンテンツをヒントにお子さんと一緒に、少しずつ準備すれば、安心です。ここでは、1年生担任の経験がある元小学校教師から「入学準備で心掛けたいこと、勉強はどのくらい準備しておいたらよいか」教えます。

えっ!できない!ということは言いませんから、安心材料として読んでくださいね。

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小学校の入学準備で勉強はいつから?最低限やっておきたいことは?

もうすぐ1年生!ともうランドセルを購入された方多いのではないでしょうか。年々、ランドセルを始めとして、小学校の入学準備は前倒しされてきている感がありますよね。

そうすると、気持ちの面でも、お母さん、焦ってしまいますよね。

小学校の入学準備は、大きく分けると、「勉強の準備」「生活面の準備」「持ち物の準備」に分けられます。

小学校入学「勉強の準備」はいつから?何をやればよい?

小学校 入学準備 勉強

公立学校は、カリキュラムが決まっています。

国語については、簡単なひらがなの文を読むことから始まり、書くことは線をまっすぐ鉛筆で書くことから始まります。そうなってくると、50音を全部読み、書けることが入学の条件にはなりません。

簡単に言えば、読めなくても書けなくてもOKなのです。

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でも、そうはいきません!自分の名前が書かれた下駄箱にくつを入れなければいけませんし、友達の名前がかかれた鉛筆を持って帰っては大変です。

初めて学習するプリントで、先生1人が1人1人のプリントにその子の名前を書いて区別するのは大変です。つまり、最低限必要なことがあります。

小学校の入学準備で勉強するのに最低限必要なこと
  1. 「自分の名前を読めること」
  2. 「自分の名前が書けること」
  3. 「1~10までの数字を読んだり意味をわかったりすること」
  4. 「あいうえお~んまでを順番に大体読めること」

これだけで十分です。

勉強するのに最低限必要なこと!それだけで大丈夫?勉強が遅れないか心配

小学校入学後、大切なことは、みんなと勉強できるように環境に慣れることです。

お子さんの勉強の進み具合、心配なのは、よく分かります。でも、大切なのは、1時間の授業45分間を1日5時間、週5日間勉強することです。

時間としては、とても長いと思いませんか。その長い時間、友達と仲良く過ごし、少しずつ学力を獲得してくことが小学校生活です。今勉強ができることは、長い目で見ると、あまり意味のないことかもしれません。

上記で述べた、最低限必要なことはこんな意味があります。

入学準備の勉強で最低限必要なことはこんな意味
  1. 「自分の名前を読めること」
    自分の持ち物が分かります。友達のものを間違えて持って帰ってしまう心配がなくなります。自分の物と友達の物との区別をつけることはとても大切です。
  2. 「自分の名前が書けること」
    へたでもよいのです。自分の名前を書く機会は、入学後たくさんあります。もちろん「ひらがな」です。「ボク、漢字書けるよ」なんて書いても友達は読めません。
  3. 「1~10までの数字を読んだり意味をわかったりすること」
    物や友達の人数を数えられると、先生のお手伝いで大活躍できます。上手に並んだり、順番を守れるようになります。給食の時、助かります。
  4. 「あいうえお~んまでを順番に大体読めること」
    本をすらすら読める必要はありません。ひらがなの学習では、「あ」から学習していきます。普段から「あ」と「あのつくもの」を関連させておくことで、ひらがなの学習=国語の理解力がグンっとアップします。友達の名前も少しずつ読めるようになり、「配り係」として活躍、友達と交流できます。

したがって、小学校入学準備での勉強で最低限必要なことはこんな意味があるのです。「みんなと勉強できるように環境に慣れること」を先としてご両親は考えてください。

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小学校の入学前に勉強するなら子供だからこそ何をする?

さきほどお話ししたように、小学校の入学準備は、大きく分けると、「勉強の準備」「生活面の準備」「持ち物の準備」に分けられます。

勉強の準備は、上の項目でお話ししたので、次は、「生活面の準備」についてです。

勉強する前に子供だからこそ「生活面の準備」が大切!

小学校=勉強と思っている方も少なくないと思います。もちろんそうだとも思います。

ただし、小学校には、それぞれ教育目標が定められています。大体が「知」「徳」「体」に関することです。得意、不得意はあるかと思いますが、それぞれについてお子さんの可能性を広げるのが学校教育です

つまり、勉強の準備だけでは入学後困ってしまうのはお子さんなのです。

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「生活面の準備」って何?

今まで保育園、幼稚園に通っていた中で学んできたこともあると思いますが、小学校の生活で大切になってくるのは「○○の約束を守る」ということです。


小学校入学前の生活の準備とは
  • 「早寝、早起きをする。」
     ほとんどの公立学校が8時過ぎには、登校をすませ、8時半より学習を始めます。まだ、眠いとならないように、小学校入学前に早起きをする習慣をつけます。
  • 「朝ごはんを食べる。」
     これは、絶対です。幼稚園で遊ぶのとは違いますから、7時半から12時半の5時間何も口にできません。1時間目から「お腹すいたよ~」という子がいました。おにぎりを持って行ってあげていました。
  • 「時間内にごはんを食べる」
     給食の時間は、正味20分間です。好き嫌いなく食べられるようにするとよいですね。魚を食べる練習もしておくとよいです。「先生、うちの子のは、魚の骨をとってください。」と言われた時は、驚きました。
  • 「衣服の着脱ができる。」
     入学してすぐに、体育着に着替える機会があります。何回か練習するだけで自信もつきます。
  • 「整理整頓」
     これは、親と一緒に練習したいところです。小学校1年生のトラブルで多いのは、お友達の持ち物を持ち帰ってしまったり、なくしてしまったりすること。防ぐためにも、自分のものだけでもどこに何があるかわかるとよいですね。
  • 「名前を呼ばれたら、返事をする。」
     これってなかなか、家庭の中ではしていないことかもしれません。それで足りてしまうからです。ただ、集団生活何十人もいる中では、名前を呼ばれて「はい!」と返事をすることが、何よりも大切になってきます。
  • 「思ったことを言葉にすること」
     嫌なことも嬉ことも言葉にしないと伝わらず、トラブルの原因に。 嫌だったのに、嫌だと言わず、家に帰ってから訴えられても、親としては何もできませんよね。「ちょっといやだな。うれしいな。ごめんね。ありがとう。」これだけでも、言えるようにしたいです。
  • 「報告する」
     プリントを見せる、褒められたこと、悪いことをしたときなどどちらも話す。

たくさんになってしまいましたが、入学前の今から保育園や幼稚園でも大切なことですよね。
○○さん、もう1年生みたいだねなんて言われるようになるかもしれないですね。

小学校入学前に「時計が読めない」勉強を子供にさせるのは?

時計を読む

多くの方が心配しているのが、「時計が読めない」と言うことですが、これは安心してください。

1年生も2年生も苦手な領域です。1年生で「○時や○時半」が読めるように学習します。2年生で「○時○分から○分まで何分たった?」のような学習をします。

低学年のうちは、チャイムを意識させたり、タイマーを使ったりして時間感覚をやしないます。

時刻と時間は特に抽象的な概念なので、発達段階として理解はまだ難しい分野です。「時刻=○時と時間=○時間」ほとんどのお子さんが苦労するので、心配せず、少しずつ具体的に、「おふろの時間だよ。」とか「長い針が8になったら出かけよう。」など、時計を意識するとよいです。

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そしてそして!デジタル時計でなく、アナログの針の時計で過ごすようにしましょう。「先生、時計って針がついてるの?」ここからはじまるお子さんもいます。

最後に、子供だからこそ大切にしたいこと。

子供は、知らないことを知りたいと思う好奇心をもっているから学習に向かうのだと思います。クイズが好きです。冒険が好きです。知らない話が好きです。驚きが好きです。

「予習」は子供の自信をつけるのには、とても効果がありますが、「予習」をしすぎると「それ、知っているもん。」「簡単でつまんない。」「お母さんは、こう書くって言ってたよ。」になってしまうこともあります。

ひらがなを書けるのは大切なことです。でも入学後、書き順から、字形、習字につながる「とめ・はね・はらい」字の大きさを1文字1文字丁寧にならいます。

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予習」が学習意欲の妨げにならない程度にお願いします。
予習」より大切なのは、「復習」です。「復習」のほうが学習の定着率が高まります。

学校で学習したことを家庭でも学習する家庭学習が身につけば、高学年にむけてもばっちりです!

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小学校の入学前準備で親だからこそできること。

心構え!なんて難しいことは言いません。お子さんが初めて入学するとなれば、誰だって不安になるものです。

先輩ママに聞いたり、ネットで調べたり・・・。それは、お母さんがお子さんのことを思えばこそのことですよね。情報は大切です。でも、先輩ママの言うこともネットで言っていることも、お子さんにぴったり当てはまることとは限りません。

やはり、大切なのは、自分のお子さんが楽しい学校生活を送るために、親としてどんな準備が必要か、入学前に情報を得て、選ぶということです。

確かなのは、何人もの新入生を迎えている学校側が大切にしていることにならうということです。

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親だがらできること入学前の「持ち物の準備」

1章でもお話ししましたが、準備は3つに分けることができます。「道具の準備」「勉強の準備」「生活面の準備」この中でも、親だからしかできないことがあります。それは「道具の準備」です。

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勉強で躓いていたら先生も友達も助けます。生活面で困っていたら補助員の先生も助けてくれます。でも、あれがない、これがないから始まると「お母さんに頼もうね。」と言うしかありません。

勿論、忘れ物をしたら、貸してあげることはできます。

でも、物を揃えること、忘れ物をしないことは、1年生の習慣がそのまま高学年に生きてきます。学習準備については、お子さんの通知表をもらったら、親の成績と考えてもよいと思います。

言い方がきつくて、申し訳ありません。

参考サイト>>小学校 入学前準備 必需品 を見る [Amazon]

小学校に入学前の準備で親へのアドバイス

「持ち物の準備」は、ランドセルもそうですが、筆箱などものを揃えると準備した気持ちになるので、始めやすいですよね。

それに、小学校の就学時検診や新入生説明会でも、一覧表が配られるので安心です。物については、とにかく学校側が指定しているものをそろえることです。

一斉学習の中では、道具がそろっているということが、勉強の前提です。入学のしおりなどには書いてあると思います。

入学のしおり
  • すべてに「ひらがな」で記名する。
  • 鉛筆は4Bか2B。
  • 鉛筆は角があり丸くないもの。転がります。
  • 消しゴムは白く、消えるもの
  • 飾りがないもの、勉強の妨げにならないもの

など、お子さんの欲しいものとはかけ離れていますが、お子さんのためを思って、学校用のものを揃えてください。
かわいいものは、家用にするなど、使い分けましょう。

迷ったとき親だからできること「お母さんもね・・・。」アドバイスです

本を読み聞かす親

これは、元教員だからこそ、今だからこそ言えることかもしれません。

「先生、困りました。どうしたらよいですか。」と聞かれた時には、もちろんともに考え、本を紹介したり、自分の経験をお話したり、他の例での解決法を伝えたりなどアドバイスをさせていただいていました。

でも、今だから言えます。

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「お母さんが、子供の時に同じようなことはありませんでしたか?」
「おじいちゃんに、お母さんが小さい時どうだったか聞いてみてください。」
想像してみると、同じようなことがあったかもしれません。

それを、お子さんと一緒に話してみると解決すること、安心することがたくさんあると思います。入学前、不安になるかもしれませんが、みなさんも小学校1年生経験者です。

まとめ

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入学前、不安なこといっぱいいっぱいあると思います。でもそれと同時に楽しみにしていることもいっぱいいっぱいあると思います。
お子さんにとって人生でたった1回の1年生が、素晴らしい1年間になるよう応援しています!

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小学新学年