子供を持つと、インフルエンザ予防接種はどうしたらいい?って悩みますよね。
いつから赤ちゃんに打てるのか、予約はできるのか。いつから効くの?と気になることが目白押しです。
気温が下がり、空気が乾燥してくると・・あっという間に流行が気になる季節がやってきます。
インフルエンザ予防接種の様々な疑問を考えてみましょう。
インフルエンザ予防接種 いつから赤ちゃんは受けられる?
大人もかかれば辛いですが、抵抗力の弱い赤ちゃんはなおさら、インフルエンザの感染は心配ですよね。
でも小さい体に2回も予防接種を受けさせるのは負担ではないかと心配する声も聞かれます。
そもそも赤ちゃんはインフルエンザの予防接種を受けた方がいいのでしょうか?
乳児のインフルエンザ対策
予防接種が受けられるのは生後6か月からです。
それ以降、6歳までの間では外部との接触が少ないため予防接種の有効率は20~30%という報告があります。(日本小児学会)
大人の有効率は70%といわれていますので、比べると子どもの有効率はずいぶん低いように思いますね。
ただ、生後6か月から24ヶ月の子どもはインフルエンザにかかると重症化する確率が高いため、欧米ではワクチンの接種を推めています。
厚生労働省の報告でも、現在国内で使われているインフルエンザワクチンは感染を完全に阻止するものではなく、インフルエンザの発症を予防することや、重症化を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。
もちろん、赤ちゃんだけ対策しても意味がありません。
赤ちゃんのお世話で密接に関わるママだからこそ、外出時にウィルスをもらってきて咳やくしゃみなどの飛沫で赤ちゃんにうつしてしまう可能性があります。
身近な大人の対策も重要なのです。
希望すれば大人のワクチンを接種してくれる小児科もあります。子供と大人別々に受診するのは大変、というママも、かかりつけの小児科の先生に相談してみてください。
他の予防接種とのスケジュールも
赤ちゃんが生まれて驚くことの一つに、受ける予防接種の種類の多さがありますね。
ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合、BCG、ロタ、おたふく・・・
市区町村で無料で受けられる「定期予防接種」、希望者が自費で受ける「任意予防接種」があり、インフルエンザは任意予防接種になります。
また、インフルエンザワクチンは13歳未満の子どもは2回接種が必要となります。これは大人に比べ、子どもの免疫がまだしっかり出来上がっていないためです。
予防接種はそれぞれに受ける時期があり、打った後に空けなければいけない期間が異なること、また冬場はどうしても風邪をひいたりして体調を崩す赤ちゃんも多く、スケジュールではかなり悩む親御さんも多いようです。
有効性、副反応なども考慮しつつ、かかりつけの小児科医師や保健師と相談して、赤ちゃんの予防接種スケジュールを組みましょう。
インフルエンザ予防接種 予約はいつからできるの?
年末年始の帰省や受験など、この時期にどうしても体調を崩したくない!という人もいますよね。
インフルエンザの予防接種を確実に受けたい場合、予約はできるのでしょうか?
予約できる医療機関もある
多くの医療機関では10月にはインフルエンザワクチンの接種を始めています。
流行の時期は通常の病気診療に加え、予防接種で大変込み合うこともあり(特に小児科は)早めの対策がお勧めです。
せっかく感染予防のためワクチンを打ちに行ったのに、病院で他の感染症をもらってきてしまっては意味がありませんよね。
通常の診療と予防接種を曜日や時間で分けていたり、予約を受け付けている医療機関もあるので問い合わせてみましょう。
助成制度がある自治体も
自治体によっては、インフルエンザの予防接種に助成があることも。
また集団接種を行っている職場などでは、希望すれば配偶者も受けられることもあるようです。家族で調べてみてはいかがでしょうか。
インフルエンザ予防接種っていつから効くの?
去年は予防接種を受けたのに、インフルエンザにかかってしまった・・・というあなた。
もしかしたら、打つタイミングが間違っているのかもしれません。
インフルエンザの流行はいつから?ワクチンをタイミングよく接種
年によって違いはありますが、日本のインフルエンザの流行はだいたい12月ごろから始まり、翌年の1月~3月の初旬がピークとなります。
流行のピークにきちんと効果が発揮されるよう、タイミングよくワクチンを接種したいものです。
インフルエンザワクチンは、接種後おおよそ2週間で効果を発揮し始めます。
(13歳未満の子どもの場合、1回目を接種した後4週間空けて2回目を接種します)
効果が出始めるタイミングが流行とずれないようにするためには10月末から11月末頃には受けておいた方が安心です。
ワクチンの効果は5か月ほど持続しますので、10月に打っても早すぎてピークの頃には効き目が薄れてしまう、ということはありません。
参考サイト>>厚生労働省(インフルエンザ)ワクチンは万全ではない
1章でも述べたように、インフルエンザワクチンは感染を完全に阻止するものではありません。重症化を予防することが主な目的とされています。
また、打った箇所が赤くはれるなどの副反応が出たり、まれにアナフィラキシーなどを起こす人もいます。日本ではニワトリの卵を使ってワクチンを作るため、重度の卵アレルギーのある方は医師とよく相談することが必要です。
これらのことは医療機関で接種する時に医師から説明があります。よく確認したうえで、接種しましょう。
ワクチン以外の対策も
日常生活でもできる、インフルエンザ対策はこちら。
- うがい、手洗いの習慣化
・外出時に手についたウイルスが鼻やのどの粘膜に付着すると感染します。
・外から帰ったら手洗い、うがいをしっかり習慣化しましょう。 - 人ごみを避ける
・咳やくしゃみの飛沫の中に、インフルエンザウイルスが含まれています。
・流行の時期は、可能なら人の多い場所へのお出かけは控えましょう。どうしても、の時はマスクを忘れずに。 - 湿度を50~60%に保つ
・インフルエンザウイルスは乾燥を好みます。
・また乾燥した空気の中にいると、喉の粘膜の防御機能が低下し、感染症にかかりやすくなってしまいます。
かといって加湿し過ぎると、今度はカビが発生することも。50~60%の適度な湿度を保つことが理想です。 - 十分な睡眠とバランスの良い食生活
・体力、免疫力が落ちると当然インフルエンザに感染しやすくなります。
・しっかり寝て体力を回復し、バランスの良い食事で免疫力を高めましょう。
まとめ
うまくタイミングを合わせて、上手に予防接種を受ければ安心!
病院によってワクチンの値段も違うので問い合わせてみましょう。効果は変わりません。