自転車 傘さし

全国的に梅雨に入り、傘をさす機会が増えましたね。
日常的に自転車に乗る方は、どのようにして雨をしのいでいますか?

自転車の傘さし運転は以前から道路交通法違反でしたが、2015年6月からより法令が厳しくなりました。
さらに最近ではスマホ利用者が増え、自転車を運転しながらスマホ操作をしている方も見かけます。
ではそれらの違反はどういった罰則があるのでしょうか?
また、事故を起こした場合の過失割合などについてまとめてみました。

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自転車に乗る人は注意しましょう!

自転車の傘さしとスマホ使用は違法か?

雨の日になると見かける自転車の傘さし運転ですが、これは違法なのでしょうか?
最近ではスマホを操作しながら自転車を運転している方もいます。
もし違反ならばどのような罰則があるのか見て行きましょう。

自転車の傘さしやスマホの使用は違法?罰金は?

傘さし運転やスマホを使用しながらの運転は違反!

傘さし運転やスマホを使用しながらの自転車運転は「安全運転義務違反」という違反項目に該当します。

2015年6月から「安全講習の受講」を義務づけた「改正道路交通法」が施行されました。
この改正道路交通法により、傘さし運転やスマホを使用しながらの運転が規制対象として認定されました。

安全講習とは?罰金は?

ではどういった場合に安全講習を受講しなければならないのでしょうか。

安全講習を受講するのは、3年以内に違反切符による取り締まり、または交通事故を2回以上繰り返し行った人です。
14歳以上が対象となり、受講命令が通知されてから3ヶ月間応じなければ5万円以下の罰金が科せられます。
安全講習は約3時間かかり、手数料として5700円を支払わなければなりません。

安全講習の内容は、自転車の犯しやすい違反行為についてや、自転車ルールについて、自転車事故にあった被害者の体験談の他に、小テストや感想文まで書かなくてはなりません。

講習会

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自転車事故はとても多い!

自転車の事故でスマホや傘さしでの自動車との過失割合は

自転車はとても手軽な乗り物ですが、免許がないため運転している年齢も幅広く、事故もとても多い乗り物です。
もし、傘さしやスマホを使用しながら自転車を運転していて、自動車と交通事故を起こした場合、過失割合はどうなるのでしょうか?

交通事故 自転車 スマホ

傘さしやスマホを利用しながら自動車と事故を起こした場合は?

交通事故の過失割合とは、交通事故を起こした場合の過失(不注意)の程度を割合化したものです。
この過失割合によって、お互いの損害賠償額を決定する事になります。

交通事故の過失割合では弱者保護の論理が重要となってきます。
自転車と自動車の事故の場合、自動車のほうが大きく頑丈なため、自転車のほうが大けがをする可能性は圧倒的に高いです。
そのため、自転車が飛び出してきて事故になった場合でも、自動車側の過失割合が大きくなります。

しかし、傘さしやスマホを利用しながら自転車運転をしていた場合は、通常よりも自転車側の過失割合は大きくなります。
事故の状況によって過失割合は様々ですが、傘さしやスマホを使用しながらの運転は明らかな過失なのでしないようにしましょう。

雨の日でも自転車に乗らなければならないときはどうする?

自転車での傘差し運転はこれからどうすればよいのか!

通勤や通学で自転車をする方にとっては、違反といえども傘を使えないのは困ってしまいますよね。
では、違反にならないように雨をしのぎながら自転車に乗るにはどうしたらいいでしょうか?
雨を防ぎながら自転車に乗るアイディアをまとめてみました。

雨でも自転車に乗るアイディア

雨の日は自転車も滑りやすく危ないですが、どうしても自転車に乗らなければならないという方もいると思います。
交通違反である傘さし運転以外に、雨を防ぎながら自転車にのるアイディアをご紹介します。

傘スタンドを使用する

傘スタンドとは自転車に傘を取り付ける事ができるグッズです。
傘スタンドは両手でハンドルを握って自転車を運転することができるので違反にはなりません。
しかし、傘にも積載物の大きさに制限があるため、傘スタンドの高さは30cm以内のもの、傘をさしたときに地面から2mを越えていないかが条件となります。
傘スタンドは便利ですが、人混みが多い場所や強風の場合での使用は危険ですので、状況に合わせて使用しましょう。
また、地域によっては自転車運転中の傘の使用自体を禁止しているところもありますので、自分の住んでいる地域の交通規則を確認してみましょう。

レインウェアを着る

傘がさせないとなるとレインウェアの使用を考える方も多いと思います。
レインウェアにも様々な種類があります。

一般的に使用されているのはレインコートです。
種類も多く、売っている場所も多いので手に入れやすいです。
前開きでサッと羽織れるので便利ですが、丈が長めでも足下が濡れてしまう可能性があります。

自転車通勤などで遠距離の方は、レインスーツがおすすめです。
上下が分かれているセパレートタイプなので、服が雨で濡れてしまうのをしっかり防ぐことができます。

荷物も一緒に雨から守りたい人には、レインポンチョがおすすめです。
上から被り、前かごまで被せてしまうのでカゴの中の荷物が濡れるのを防ぐことができます。

まとめ

kanamikanami

自転車での傘さしやスマホの使用は違反である以上に、とても危険です。
事故を起こさないためにも、雨の日は傘以外の対策を行ったり、自転車運転中のスマホの使用はやめましょう。

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