結婚式の挨拶回りには両親は結構気を遣い疲れます。順番やタイミングなどで新郎新婦の仕事関連のゲストや友人たちへの気配りを主役の二人になり変わって挨拶しなければなりません。
結婚式の当日はたくさんのゲストが新郎新婦を祝福しに駆けつけてくれます。できればみんなに挨拶したいけれど、なにせ主役の二人は分刻みのスケジュール。
身動きの取れない新郎新婦に代わって、ゲストに挨拶回りしてくれるのが両親・・・ありがたいですよね。
今回は知っているようで知らない、挨拶回りのポイントをご紹介していきます。
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結婚式で両親の挨拶回り、 順番はどう回るのが正しい?
両親が会場でゲストに挨拶回りする姿、結婚式ではよく見かけますよね。
失礼のないよう、また時間に限りもあるので効率よく回っていきたいもの。
多くのゲストがいる中で、どんな順番で回るのが正しいか、知っていますか?
偉い人から順番に。
結婚式の招待客は、新郎新婦との関係や立場に沿ってテーブルごとに座っているもの。
新郎新婦に近い席が上座で主賓や職場の上司、そこから同僚・友人、末席が親族というのが一般的です。
さぁ、両親はどこから挨拶回りをするのが正解でしょう?
まずは大勢のゲストを前に祝辞を述べてくれた主賓、乾杯の発声をしてくれたゲストに最優先で挨拶回りしましょう。。
できれば両親そろって、「〇〇の両親です、今日はご祝辞をいただきありがとうございました」という感じで伺うとよいです。
その後、同じテーブルの職場関係の方々や同僚などに挨拶します。
あとは親族席に向かって順に回っていけばよいのです。
自分のゲストが先なのか?相手側なのか?どちらからが良いの
ここでもう一つ悩むのが、「自分の招待客」から回るのか、はたまた「相手の招待客」が先か、ということ。
これ、筆者もいろいろ調べたのですが諸説あるようです。
相手側の招待客から回るのがマナーという説があります。
新郎の両親なら新婦側の招待客から、ということですね。
がしかし、これに対して例えば
「自分が新婦側の招待客で、新郎とも初対面なのに新郎のご両親に挨拶に来られると恐縮してしまう」という意見や、
「祝辞を述べた来賓の立場になって考えた時、一番に話をしたいのは相手の両親ではないはず」という考え方もあり、自分の招待客から挨拶して回るという説もあります。
主賓を置かない場合はどうするの?
結婚式のスタイルも様々です。
友人、親族のみのアットホームな結婚式もあるでしょう。
また新婦が結婚を前に退職していて職場関係の出席者がおらず、主賓にあたる人がいない・・・というケースもよくあります。
このような場合、両家で相談して全員でゆっくり食事を楽しみましょう!と挨拶回りをなくすこともあります。
もちろん、両親がゲストに対して感謝の気持ちを表したいのであればぜひ伺いましょう。
あまり神経質にならず、出席してくれた感謝を表すことが大切です。
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結婚式で両親が挨拶回りするタイミングっていつ?
順番はわかったけれど、次に心配なのは挨拶回りをするタイミング。
たくさんの進行内容があるため、いつから始めればいいのか気にかかりますよね。
基本は乾杯後から
二人の入場から乾杯までは、全員着席している状態。
両親が動き出せるのは乾杯が終わり、料理がスタートしてからです。
ここでひとつ挨拶回りでの注意ポイントは、ご祝儀のこと。
当日ゲストから受け取ったご祝儀は、披露宴の開始前に受付の方からご両親が受け取ることがほとんどです。大金ですので、これを席に置いたまま挨拶回りに行くことはできませんよね。
多くの会場では、乾杯後にご祝儀をクロークなどに預けるようスタッフが案内してくれます。
ご祝儀を預けたら、安心して挨拶回りスタートです。
結婚式当日の流れを説明しておこう
お食事やおしゃべりを楽しむ「ご歓談」の時間であれば大丈夫なのですが、スピーチや余興、映像の上映中はゲストもそちらに集中したいので挨拶回りは中断しなければなりません。
なので内容が盛りだくさんすぎると、両親が挨拶に回れる時間が限られてしまいます。
事前に両親に、「この時間に挨拶回りして」とお願いしておくと安心でしょう。
両家同じタイミングで
両家の両親が挨拶回りをするため、時間がずれたり挨拶するテーブルが重なったりしないよう「今から行きましょうか」と打ち合わせて始めるとスムーズです。
結婚式で両親の挨拶は友人卓までする?
友人席は小さい頃から知っている顔もあったりで、両親としても気が置けない場所。
これまで関わってきたゲスト全てに感謝の気持ちを伝えたいところではありますが、なにしろ時間に限りがあります。
どの辺りまで挨拶するべきかも悩みどころですね。
ある程度は割り切って
友人席までは時間に余裕があればぜひ回りたいのですが、実際問題として難しければ行かなくてもよいでしょう。
時間がなければひとり一人に挨拶するのではなく、「今日は来てくださってありがとうございました、今後もよろしくお願いします」とテーブル全体に声をかけるくらいでも十分です。
披露宴中にできなくても、お開き後にゲストをお見送りする時間がありますのでそこで挨拶ができると思います。
親族も同様で、近しい人ほど「時間があれば」という位に割り切って考えます。
ただし、親族は今後のお付き合いもありますので回る時には「相手側の親族」に先にご挨拶しておいた方がよいでしょう。
結婚式でスムーズに挨拶回りするために、事前に両親と確認しておきたいこと
結婚式の当日、主賓や職場の上司とは初対面という両親がほとんどではないでしょうか。
事前情報があると安心
二人から挨拶してほしいゲストとの関係や人柄を伝えておくと、当日の会話もスムーズに進みます。
また自分たちから伝えてほしいことなどがあれば両親にお願いしておきましょう。
受付でお渡しすることもありますが「お車代」などをこの時に両親から渡してもらうと確実です。
お酒の飲めないゲストへの配慮も
挨拶回りというとお酌をしながらという光景が目に浮かびますが、飲めないゲストには苦痛なことも。
最初に「何を飲んでいらっしゃいますか?」などと声をかけるとよいでしょう。
挨拶回り=お酌と捉えなくても、気持ちのこもった会話があればゲストは十分うれしいはずです。
まとめ
披露宴中の両親は食事をする時間もないくらい、本当に忙しいもの。事前の準備で少しでも負担を軽くしてあげたいですね!
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