読書感想文の書き方に悩んでいる小学校の低学年を持つ親は多いでしょう。
楽しい夏休みですが、気になるのは、やはり「夏休みの宿題」、特に「読書感想文」です。
書くのが苦手な子も多く、原稿用紙がふえた場合は、お手上げ状態です。でも、これを読めば安心です。読書感想文の書き方にはコツがあります。
夏休みが終わりに近づいて、親子共々困らないように、「低学年でもできる原稿用紙への書かせ方やおすすめの本、読書感想文のコツ」教えます
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小学校の低学年は原稿用紙にどう書かせる?
夏休みの宿題では、原稿用紙に読書感想文を書かせることが多くあります。しかし、低学年の場合、長文を書くのは、とても難しいです。お子さんに原稿用紙を使って書かせるために大切なポイントをつかんでおきましょう。
読書感想文を書く前に!原稿用紙をチェック!
普段学校で使っている作文用紙があるならそれに書くのか、担任の先生のオリジナル用紙に書くのか、ノートに書くのかなどを知っておくとよいでしょう。原稿用紙と一言に行っても、色々な種類があり、文字数も変わってきます。見切り発車で、真っ白な用紙に下書きを書かせると、仕上げがとても大変になります。
原稿用紙の種類と文字数
低学年で使われているポピュラーなものは、15×16=240文字の原稿用紙です。これが多くても2枚とすれば、計480字になります。
大人がよく使っているものは、20×20=400文字です。低学年用の2倍になります。これに書かせる学校の先生は、ほとんどいないと思います。
先生自作の原稿用紙の場合、絵日記タイプのものもあります。
文字数を4つに分けて、段落を書かせる!
原稿用紙の種類と文字数がわかったら、それぞれの段落の大体の文量を割り振ってあげてください。例えば全体で240字だとします。
それを4等分してやります。それが段落になります。
ノートにここまでと文字数の目安を書いてやるのもいいですし、原稿用紙をコピーしたものを4等分(切るとわかりやすい)してやるのもいいのでしょう。これをもとに下書きをさせます。
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読書感想文を書くための低学年向きの本は?
読書感想文に向く本とそうでないものがあります。
この本選びを間違ってしまうと、せっかくお子さんに意欲があっても、手が進まないということがあります。
本の選ばせ方が大切!
でも、親が決めてしまっては、その後のお子さんの意欲にかかわります。親がピックアップしたものの中から、お子さんの意志で選ぶという方法をおすすめします。
学校でも、共通の本で読書感想文を書かせたり、適切な本を選んだ上で子供に選ばせたりする方法を行っているところもあります。
低学年向きの本はコレ!
書きやすい本のポイントは2つです。
1つ目は、主人公がはっきりとしているものです。
低学年の国語の教科書を開いてみてください。大体のお話が、主人公がわかりやすく主人公が活躍したり冒険したり成長したりするお話です。低学年でもあらすじがつかみやすく、「ぼくもわたしも」と共感しやすい内容になっています。つまり、感想がもちやすいということです。
例えば…
きつねのおきゃくさま、白いぼうし(松井さんシリーズ)、けんかのきもち、ごめんねともだち、はれときどきぶた、もったいないばあさん、にじいろのさかな など
2つ目のポイントは、教科書に載っている作者の本を選ぶことです。
学校で習ったというお子さんの興味に加えて、同じような文体やシリーズものが展開されているため、お子さんも理解しやすいはずです。教科書の巻末には、おすすめの本が載っていますから、その中から選べば間違いありません。
例えば…
レオ=レオニ、あまんきみこ、川崎洋、森山京、アーノルド=ノーベル など
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読書感想文、低学年の例とコツ、その教え方!
低学年だからこそ、書かせるのは一苦労ですよね。でも、どんな文章にも、文型、つまり例があります。ここでは、読書感想文のオーソドックスな例とコツを紹介します。
読書感想文の低学年の例は…
上で原稿用紙を4つに分けることをおすすめしました。それは、読書感想文は、4つの段落から構成できるからです。
4つの段落とは…
- 1つめの段落には「あらすじ」を書きます。
主人公が何をする話。そしてどうなる話が大体のパターンですので、それにあてはめます。短い感じもしますが、読書感想文の失敗例としての多くが、あらすじばかりのものですので、このくらいでOKです。 - 2つめの段落には「主人公の性格」です。
どういう主人公なのか、どうしてそう思ったのかなどを文章を抜き出して書くとやりやすいです。 - 3つ目は「好きな場面」です。
本文を抜き出して、どうしてそこが好きなのか、その場面を読んでどう思ったのかなどを書きます。原稿用紙に余裕がある、文字数が多い場合は、ここだけを膨らませるようにしましょう。 - 4つ目に「自分だったらどうするか」を書きます。
主人公と自分をおきかえて考えます。主人公にお手紙を書くようにしてもよいでしょう。
4つの段落を合体=清書で完成!
これらを、下書き用の原稿用紙(4等分したもの)に書きます。添削を繰り返すとお子さんは嫌になりますから、これで出来上がりという文章の形にしましょう。
主語がぬけていたらそえてやるとか、間違えている字を直させるのではなく、赤ペンで書いておいてあげます。
そして、合体=清書です。段落のごとに紙が分かれていますから、原稿用紙に清書するときは、段落はじめを1文字下げて書くだけで、読書感想文の完成です。
まとめ
原稿用紙がふえた場合でも低学年からコツがわかれば、読書感想文だけでなく書くのが好きな子に育つかもしれません。低学年のうちは、お家の人の適切なお手伝いで、お子さんの力をグッと伸ばしてくださいね。
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